コロナ騒動の裏側で年金改革関連法案が審議入り
年金を受け取り始める年齢を75歳まで繰り下げ可能にするための年金改革関連法案が、14日の衆院本会議で審議入りすることになったそうです。現在、国民年金と厚生年金の支給開始年齢は65歳ですが、支給開始を遅らせることで支給額が一ヶ月当たり0.7%増額され、70歳支給開始で42%増額されるところを支給開始を75歳まで延長可能とし84%増額することが出来るように改正されようとしています。
単純計算では86歳以上生きなければ65歳支給開始より総支給額が少なくなりますが、実際は年金支給額158万円以上になると雑所得に対する所得税が課税されますので、増額分が目減りして86歳より数年長生きしないと損してしまうことになります。
また配偶者がいれば、仮に支給開始前に亡くなったとしても、支給額の75%が配偶者に遺族年金として支払われますが、いない場合は今まで払った保険料がほとんどパーになってしまいます。
65歳以降の収入や資産状況を考慮して、何歳から支給開始するのが一番お得なのかしっかりシミュレーションして老後に備えましょう。
2020年04月14日 08:50